スキーの旅
カナダ・ウイスラーへの

05年1月末から八日間の予定でバンクーバー経由・Whistler and Blackcombへ武蔵野スキークラブの友人達10人とスキーの旅を楽しんできましたのでご報告します。今回はJTBのLookツアーを買い4日間ウイスラーでスキーをし、帰りにバンクーバーで一日観光をするという日程でしたが、お天気に恵まれずスキーに関しては「いささか期待はずれに終わった」と言うのが正直な感想です。

スキー場の状況

今年は何十年ぶりの異常気象とかで、テレビの天気予報を毎日見ていたのですがカナダの東海岸は連日の寒波で、マイナス10度とか20度とかで雪のマークでしたが、ウイスラーのある東海岸はバンクーバーで連日5〜10度もあり雨のマークばかりでした。 ウイスラー村はバンクーバーから車で2時間ほど北に行ったところにありますが、ホテルのある山麓は毎日曇りか雨でスキーと言うムードではありませんでした。

スキー場はWhistlerと言う山とBlackcombと言う山にあり、例年ですと山頂から麓までスキーで下れるのですが、今年は途中のゴンドラの降り場から上だけが滑走可能で、そこにスキーヤーが押し寄せる事になり、結構込み合っていて、滑り出しのときも後ろを見て他のスキーヤーをやり過ごしてから、って言う感じでたとえて言えばそうですね、志賀高原の焼け額あたりを滑っている感じでしたね。ゲレンデも思いのほか狭かったし・・・

こんな風にスキーをしました

一日目はJTBのアレンジで無料のガイドさんが午前中Whistlerのゲレンデを案内してくれました。初級者用のコースだけを選んで滑りましたが、さすがにタフなスロープもあり日本の緑マークとは大分違う感じでした。お天気は曇りのちみぞれ混じりの雪。皆さん時差ぼけの疲れもあるので昼頃で上が〜〜り。
二日目はもう一つの山、Blackcombへ。この日は頂上付近はガスっていて10メートル先も見えず、おまけに大変な風と雪。一回頂上から途中のゴンドラ駅まで下って昼食。それから下へ向かって今度は中級コースを滑りましたが、雪が硬くてガリガリ状態。私の様な綺麗に圧雪されたゲレンデしか滑らないお坊ちゃまスキーヤーには、ちょっとね、と言う感じでした。
そして三日目。この日は快晴!しかも昨夜山の上のほうは新雪が積もったらしく、コンディションも最高。せっかく海外まで来たのだからこうでなくちゃ!って言う感じで一日中ガンガン滑りまくりました。もう満足、満足。
四日目、また曇り、雨・・・ 私は風邪を引いてしまったのでこの日はお休みとしました。皆さんも結構オツカレだった様で「昨日の最高のイメージで終わった方が良いかも」という事になり全員お休みとし、部屋でごろごろしたりウイスラー村を探索してお土産を買ったり、それぞれの一日を過ごしました。

今回の旅行で感じた事


飛行機の事

成田⇔バンクーバーは行きが8時間、帰りが10時間掛かります。今回、JALを希望したのですが取れず、Air Canadaになってしまいました。Air Canadaの日本人乗務員も大変親切にしてくれましたが、やはりJALと比べると食事の質とかビデオが観られるとか基本的なところで、そうですねお金に換算すれば往復で一万円ぐらいの差はあるのではないでしょうか。
それからこれから北米大陸へ行く人へのアドバイスですが、帰りの便は殆んどがアラスカ上空を経由するルートを取りますので、離陸してから数時間後、窓の外を見てください。とんでもないアラスカの山脈の絶景が楽しめます。


食事の事

今回は夕食はついておらず自分で対応する必要がありました。やはり10人で動くとなると事前に予約をする必要があり、スキーが終わると部屋でパンフレットや日本で調べたネット情報を見ながら今夜の食事を考え、電話で予約する事になります。今回は洋食、和食、中華、タイ料理、インド料理、イタリア料理、韓国料理と食事の世界一周を企画し、実行しました。
あちらの人は良く食べるので日本人はスープとアピタイザーでお腹が一杯になってしまいます。メインディシュは数を減らして注文し、小皿を貰ってShareしていろいろな料理を楽しむ方式にして、これは大成功でした。


けちけちしない事


今回は私が幹事役を買って出て皆さんからお金を余分に徴収して、そこから必要な経費を全部支払う方式を取りました。いつもこうしているんですが、金は15万とか20万とか5万単位でざっくりと集めておきます。今回は旅行代金は12万円ぐらいでしたがスキーのレンタル、リフト代、食事代を考えると15万は間違いなく越えるので一人当たり20万円集めました。
滅多に行かない海外旅行ですので、普通よりちょっと豪華な旅行をしたいのでとに角けちけちせずに、どんどん使い(人の金ですから)気分のいい旅行をする事が出来ました。結果として精算したら一人当たり2万円もの返金となり、皆さんから随分と感謝されました。初めからケチって現地でその都度徴収されるより、この方が絶対に気分も良いですし幹事も楽です。


晴天に恵まれた三日目の写真のみ載せます。
左の写真はクリックすると
拡大します。

参加者の中に最高年齢78歳と言う方がおりました。チケット売り場で75歳以上の方は「Super Senior」と言って$99.00で一年間のシーズンチケットが買えるとの事。一日のリフト代が$59.00ですから得ですし、これは記念にもなると言う事で、事務所に申請して作ってもらいました。コンピューターで写真を撮りお金を払いその場でゲット。これ(左の写真)がそうです。
せっかくのシーズン券ですから彼にはウイスラーに残って貰おうと皆んなで進めたのですが、「そんな事言わないで・・・」って必死になってみんなと帰って来ました。

おまけの写真です

山麓のウイスラー村。雪なしです。

ホテルでの朝食風景

これは夕食

おや?こんなところでマジックを・・・

直線上に配置

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バンクーバー観光と夜景(ホテルの部屋から)

上の最高年齢者の方が今回の旅行を記念して左の写真のようなペナントを全員に作ってくれました。このペナントは各自の名前が入っており紐付きですのでこれをストックに取り付けて滑り、日加友好にちょっぴり貢献しました。
でも良く出来ているでしょう?

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