若い頃は5月頃の新緑とか盛夏のむんむんする様な山の雰囲気が好きでしたが、ある程度歳を重ねて来ますと、なんか晩秋の燃えるような紅葉が、心情的にしっくり来る様な気がします。
そんな訳で最近は観光はもっぱら秋の紅葉狩りがメインになって来ています。今年は3ヶ所を訪れましたが紅葉が遅れ気味で、ちょっと残念な結果に終わりました。
10月23日紅葉で有名な西沢渓谷へハイキングに行ってきました。例年ですとこの頃が紅葉の見頃のようですが今年は10日から2週間の遅れだそうで、残念ながら紅葉は70%ぐらいの満足度でした。ここはあの有名な笛吹川の上流で「知る人ぞ知る」と言った如何にも秘境って言う感じで、機会があったらまた改めて来てみたいと思いました。
昔働いていた会社の保養所が取れたので、私の実家の兄弟夫婦全部で9名で一泊してきました。こういう時代ですからどこの会社も保養所とかは廃止したり縮小したりで、ましてや定年退職者にも開放しているのは非常にマレなケースのようで、本当に有り難い事です。10月25日に行ったのですがここでも紅葉は例年より遅れ気味とのことでしたが、それでも意外に見事な紅葉が見られました。
今回は紅葉より、兄弟が久しぶりに逢ってゆっくりできたと言う事で、ま、これはこれでいいでしょう!
今回はSL列車に乗れると言うのが楽しみで、確かに汽車がトンネルに入った時の石炭の匂いを嗅いだ時、40年ぶりの匂いかと思いましたが、正直その時ふと思ったのが「これって中国の匂いだ!」。考えてみましたら20年前の中国では幹線鉄路でもSLで旅行をしていたんですね。特に北京からハルピンまで何十時間もかけてゴットン、ゴットン・・・こんな旅をずっとしていたのをすっかり忘れていました。それでも懐かしいって言えば懐かしいですがね。
私はスキーをするので東北や上越方面、それから長野県にはわりと頻繁に行きますが、静岡県を観光するのは多分初めてと思います。静岡県と言うと、会社の先輩が「私は国内の営業をやっていたので全国中を転々としたが、一番住みやすかったのはダントツに静岡県だった」って言っていた事を思い出します。理由は気候が温暖である事と人間がいい事だそうで、とにかく素晴らしい土地であると言ってました。
私が訪れた日が、いい天気だった事もあり何となく分かる様な気がしました。
それにしてもさすが御茶所ですね。普通の民家の周りは見渡す限りのお茶畑でこういう風景は生まれて初めて見ました。
ちょっと興奮しました。
ここでおまけですが、昔中国を汽車で走り回った日々を、当時の写真でご紹介したいと思います。
昔は飛行機は切符が取りにくかった事と、何よりも危険だったので殆んど汽車が遠距離の交通手段でした。長距離の場合は普通は4人用の寝台コンパートメントでそれはそれで快適ですが、何しろ狭い部屋で限られた人と一日とか2日とか4、6時中一緒ですのでそのうち話す事もなくなり、4人して押し黙ったまま数時間とか外をぼんやり眺めている、みたいな事も度々ありました。
それでも賭け事の好きな香港の華僑の連中と旅するときは、トランプは必需品で車内でブラックジャックの賭場の開場です。私も賭け事は大好きでしたので時間の経つのも忘れて夢中になり「あれ、もう着いたの?」みたいなホットな旅を何度もしました。苦労も多かったですが若かった事もあり、楽しかった思い出ばかりです。
寸又峡にある夢のつり橋。湖が美しい
富士スカイラインで見た見事な紅葉
郷里の近くの鬼怒川パークのコスモス園 那須の紅葉
それなりの紅葉でしょう?
見渡す限りのお茶畑
大井川鉄道のSL機関車と車内