ZENO : Zenology (1995)
最近でたのは"II"ですが、これは'86年の1st "Zeno"以来の、'95の復活作。とはいっても純然たる新作ではなく、いわば寄せ集め曲集です。Vo.もMichael Flexigだけでなく,Tommy Heart (SOUL DOCTOR, ex-FAIR WARNING)とHelge Engelke(DREAMTIDE, ex-FAIR WARNING)の2人が参加。と書いてると内容は期待できないように思えてしまうのですが、これがなかなか。Zeno Rothの作曲能力の高さがよくわかります。
#1 "Heat of Emotion"はFAIR WARNINGの1stに収録されている曲ですが、Vo.はMichael. #2 "Is It Love"もイントロが印象的な佳曲で,爽やかでエモーショナルな名曲 #3 "Together"といった具合に、聴いていて非常に気持ちの良いアルバムといえるでしょう。音像はAOR風味満点の1stよりはやや
ギターが目立つ感じでしょうか、どの曲も哀愁を帯びているのですが、暗い、哀しい感じではなく、聴いていて癒される感じはZENOのどのアルバムにも共通しています。アルバム中盤はミドル〜スローテンポでまったりした感じ。#8 "Out in the Night"では早弾きもあります。正直HelgeのVo.はいまいちだったりするんですが、アルバム全体としてはアクセントになっている感じもしますね。#11 "In Love with an Angel"ではMichaelが再びVo.での素晴らしいバラード。最後の映画のエンディングを思わせる#12 "Crystal Dreams"へと続く展開は素晴らしいです。
歴史的には、この後に出る名盤3rd "Listen To The Light"へのクッション的な役割のアルバムですが、内容は以上の通り素晴らしいので、近作"Zenology II"でこのバンドに触れた人にもぜひ聴いて欲しいアルバムです。
