RHAPSODY : Legendary Tales (1997)
いまやSymphonic Power Metalの頂点に位置するイタリアンバンドの記念すべき1st. とはいえ、恐るべき完成度を誇ります。骨格となるのはHelloween型ともいうべきMelodic Power Metalですが、弦楽器やリコーダーによるクラシカルでシンフォニックな味付けがなされています。いや、味付けというより、こっちが実は主役なのかも、というくらい、#4 "Forest of Unicorns"を筆頭にフィーチャーされています。中心人物は Luca Turilli(g)とAlex Staropoli(key). また、ヴォーカルメロディの充実も挙げておかないといけないでしょう。その立役者はFabio Lione. 全編にて素晴らしい歌唱を披露しています。
楽曲的には典型的なスピードメタルの#2 "Warrior of Ice" (#1 "Ira Tenax"はイントロ)にはじまり,美しい#4を挟んでのメタルチューン #3 "Rage of the Winter", #5 "Flames of Revenge", アコースティックな小曲 #6 "Virgin Skies", Violinが印象的なスピードチューン#7 "Land of Immortals"#8 "Echoes of Tragedy"はピアノが美しいバラード, ドラマティックな#9 "Lord of the Thunder"とバラエティも豊か。最後は大作 #10 "Legendary Tales"で締める展開は完璧です。ただし、2nd収録 "Emerald Sword"みたいな飛びぬけた曲はありません。粒は揃ってますけどね。
ギターメロディがちょっと単調なきらいはありますが、それはオーケストレーションで帳消しってことで。
最近の作品から入った人にもぜひ聴いてもらいたいアルバムです。
あ、ストーリー的側面についてはパスですw

このページの趣旨(主にメタル)からするとちょっとハズレ気味なのですが、 私にとってのルーツのアルバムってことで取り上げます。 今はもう解散してしまったJ-POPバンドの4thで、大ブレイク作。 この前後のアルバム、あるいはベスト盤(曲順が年代順)を聴くとわかりますが、 初期にあったHR色が段々と薄れ、普通のPopsになっていく過程での、 もっともバランスが取れた一枚です。 演奏やヴォーカル面については、 現代のHR/HM等に慣れた耳にとってそれほど聴き所があるわけではありません。 Nokkoの唄は高音が綺麗に伸び、 癒し系の声質を備えてはいますが、 素人っぽさを感じさせなくもないです。
再結成を除けば最後のオリジナルスタジオアルバムになります。 Ronnie James Dio や Cozy Powell がいたころとは音像も大きく変わり、 このアルバムを一言で表すならば 「完璧なメロディアスハード」 ということになるでしょうか。 キャッチーなリフに Joe Lynn Turner の哀愁風味たっぷりな歌唱が乗る #1"Stranded"、 キーボードの荘厳なイントロに始まる屈指の名曲 #2 "Can't Let You Go"、 スピードチューン #3 "Fool for the Night", #4 "Fire Dance"、 名バラード #7 "Street of Dreams" と隙がないです。まぁ、 最後の終わり方だけはあんまり好きじゃなかったりするんですが。 このアルバムではやはり Joe Lynn Turner の色が強く、 Ritchie Blackmore は全体的に一歩引いた印象です。 それでも各所で印象的なプレイを聴かせています。 早弾き等ではなく、 シンプルなフレーズを、 彼独特のメロディックなトーンで奏でるという感じでしょうか。 優れた楽曲と Joe Lynn Turner の歌唱を最大限生かすスタイルとも言えるかと思います。 RAINBOW を最初に聴くならこのアルバムもお勧めです。
ドラムが Cozy Powell になり、「あの3人」での最初のアルバムです。 ベースとキーボードも変わってるんですが、 重要度では比較になりません。(笑) RAINBOW というバンドにおいて、様式美HRのダイナミズムを体現してるアルバムでしょう。 大きく分けて、 #1-#4 のポップかつキャッチーな小曲 (って 1. は6分あるけどね) が集まった前半(アナログA面)と大作の後半(アナログB面)という構成です。 実を言うと、 はじめ聴いたときは後半の印象があまりに強烈で、 前半なんぞ覚えちゃあいませんでした。 後半の2曲はそれくらい強力です。 "Stargazer" はミドルテンポの曲ですが、 Ronnie James Dio の唄の迫力が凄く,それに続く(歌詞が続いてるらしい: 私の持ってる輸入盤は歌詞が書いてないのでよくわからん・・・) アルバムラストの "A Light in the Black" は Cozy 叩きまくりの疾走曲で,次のアルバム(とライヴ盤)収録の "Kill the King" と並ぶ RAINBOW を代表するスピードチューンです. 狂ったように聴きまくったころを思い出します. 発表から30年近く経った今(ってこのアルバム出たの自分が1歳のときだが) となってはサウンドは軽いです。 わずか30分ちょっとの収録時間ですが, このアルバムに匹敵する緊張感持ったアルバムって, いくつも存在しないんじゃないかなぁ・・・
御存知,HR/HMというより, ROCKという音楽におけるコンセプト・アルバムの金字塔. 初めて聴いた当時,既に DREAM THEATER なんかを聴いていたので ("Metropolis2"は出る前だけど), 比較すると地味な演奏のおかげで, しばらくはピンと来なかったという記憶があります. 聴いてるうちに楽曲の魅力が感じられるようになってきて, 今ではもっとも気に入ってるアルバムの1枚になっていることは 言うまでもありません.