KING CRIMSON : Larks' Tongues In Aspic (1973)
初期クリムゾンの名盤です。
私が持ってるのは30th Anniversally remaster edition.
静かな始まり…かと思うと破壊的な#1 "Larks Tongues In Aspic, Part 1"に始まり、Johe Wettonの歌声を生かした叙情的な小曲 #2 "Book of Satruday" と,このはじめだけでも美から破壊・カオスといった要素がてんこ盛り.決して熱心なファンではない私ですが、この作品はかなりわかりやすい気がします.この手のプログレには言えることですが,聴くたびに新たな発見がありますね.1st (KC聴いたのはこれは初めてです)からするとかなりの変貌であります.時にはシンフォニックですらあった1stからすると,かなりソリッドになっていますが,タイトルトラックのような "Heavy Metal" という形容ができそうな音像がとくに印象に残ります.濃ゆいファンの方はまた色々な感想があるのでしょうが,プログレッシャーとしてはごく初心者の私には不思議な魅力を持ったアルバムです.

"Abigail", "Them"に続く全盛期の作品.
同名映画のO.S.Tという名目ですが,実質はライブアルバム. 映画も見たんですが(しばらく前にNHK-BSでやってた), そちらの方が何曲か多かったと思います.つーか,あれ映画と言っていいのかな. それはさておき,ここではCDの方に絞ってコメントします.
アメリカ産ケルトものです.メタルな世界の住人からみると, もっとも近いのは BLACKMORE'S NIGHT でしょうね.あちらはあくまでもアコギ+素朴なVo.というのに対して, こちらはCitarだのEnglish Hornだのたくさんの種類の楽器を用いており, やはりWorld Musicの土俵で語られる一枚ということを感じさせます. もっともアルバム中の雰囲気は統一されており,さしずめ 「霧の掛かった森林中をさまよい歩く」 といった雰囲気.(ジャケットもそんな感じですね) Kate Price 自身の歌声も優しいソプラノ声というよりは過度には感情を吐露しない 中音域(それでも高いけど)ということもあり, メロメロな叙情詩というよりは,荘厳な叙事詩的な色合いを感じさせます. #2 "Rio Del Corazon", #4 "Place of Spirit", #7 "Temple of the Wind", #9 "Eliz Iza - Jump at the Sun" はインスト.とくに #4 "Place of Spirit" は強烈な叙情性を放っており,気に入っている曲の一つです. 似た雰囲気の楽曲のためか,漠然と聴いてると聞き流してしまいそうですが, 質はどれも高く,この文章書くためにしばらくぶりに聴いてみたら, より気に入りました.最後の静かなエピローグの余韻に浸るのもまた良しです. これが気に入った私は Loreena McKennitt なども聴き始め,散財が進んだのでした.