HELLOWEEN : Rabbit Don't Come Easy (2003)
ギタリスト片割れとドラマーが脱退という大変革のあとだけあって、ダークでヘヴィだった前作 "The Dark Ride" に比べると、明るくコミカルなハロウィンらしいアルバムといえます。
新加入ギタリストSascha Gerstnerはプレイではものすごく自己主張しているわけではないのですが、作曲面での貢献が大きく、彼のペンによる曲は良いです。他の曲はアンディはいつもどおり、ヴァイキーは(バンド内)政治に忙しかった(笑)という感じでしょうか。なんとなくなのですが、Keeper〜2部作のあとの"Pink Bubbles Go Ape"にいい意味で近い雰囲気を感じます。飄々としてるというか。もちろんそこまでサウンドが戻ったわけではなく、重く、早い曲もあり、"The Dark Ride"を通ってきたというのがよくわかる感じです。それと、忘れちゃいけないのがドラム。この作品ではヘルプでほとんどをMicky Dee (MOTORHEAD, ex-KING DIAMOND)が叩いており、パワー、安定感ともに過去最高です。この路線で熟成していけば次作ではさらに良いものが出てきそうです。

タイトル通りの,前作に続くPart2です. 私が持っているのは(当初の予定通りの)2枚組みバージョン. 10曲目から. 14曲目はボーナストラックです. Part2ということで, 基本線は前作と変わっていません. クラシカルなイントロに続く疾走感のある名曲 #2 "Eagle Fly Free" から,タイトル曲の大作 #9 "Keeper of the Seven Keys" まで,まさにMelodic Power Metalのお手本というべき, 早く,ヘヴィーで,かつキャッチーな曲が並びます. #4 "Rise and Fall"や #5 "Dr.Stein" は彼らならではの遊び心に溢れた,コミカルな曲. バラード #6 "We Got the Right". で一息入れたあとは, 名曲 #7 "March of Time", #8 "I Want Out" というヘドバンチューンが続き, 隙がありません.ボーナストラックも本編ほどではないですが良い出来. 相変わらず, Michael Kiske のVo.はやや棒読みと言えどハイトーンは実に伸びやか. ツーバスの疾走感も,ややテンポのずれがある気もするんですが, このアルバム(というか HELLOWEEN 自体)を特徴づけています. もう10年以上も経っているアルバムですが,メロディが好きだ, という人には,未だにメタルの入り口となるアルバムでしょう. 個人的にもそういう位置づけだし.