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■Name : ken
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May 14, 2005


DARK MOOR : The Gates Of Oblivion (2002)

darkmoor_tgoo.jpg更に飛躍を果たした3rd.
即効性は前作よりも減るも、全体的なクォリティはアップし、高品質なメロディック・シンフォニックパワーメタルを作り出しています。前作より即効性が薄れた原因としてはkeyとストリングスがやや引っ込み、ギターの音が前面に出てきたのが原因と個人的には感じていますが、曲自体の出来、とくに構築においては更に成長していると感じます。バラード#9 "Your Symphony"などではVo. のElisa嬢の魅力も出てますね。

クラシックを多数引用していると思われますが(知り合いに聞かせたところそういう指摘が)私はクラシックをあまり知らないので、その辺は触れないでおきます。全ての要素が結合したのが、大作#12 "Dies Irae (Amadeus)". 極限までドラマティックな名曲です。もっとも、この後のミニ "Between Light And Darkness"収録のオーケストラバージョンが更に凄いのですが…

名盤認定です。

January 29, 2005


DIVINEFIRE : Glory Thy Name (2004)

divinefire_gtn.jpgこのキーワードで検索掛けてる人が多く、なんかプレッシャー掛けられている気がするので書いてみます。

オーソドックスなシンフォニックスピードメタル。ややkeyが前に出てる印象ですね。
HELLOWEEN的な明快さもあり,ネオクラギターありです。
STRATOVARIUSが失った緊張感があります。
#2 "The World's on Fire", #3 "Never Surrender"に代表されるように,サビにキャッチーなメロディを配し、豊潤なギターソロもあります。#6 "Pay It Forward"のようにバラードも器用に。
大作 #9 "The Spirit"ではなんとデスヴォイスまで配して、もろメロスピなパートから暗黒Doomな要素も見せるなど、バラエティは豊富。
テク・楽曲ともに高品質なんだけど、DIVINEFIREならでは、という極上の魅力は今のところ見出せていません。とはいっても、似たような音を同等以上の質で出してるバンドを挙げろ、と言われるとすぐには出てこないんだけど…ああそうだ、ADAGIOっぽいかも。あそこまでプログレッシブではないかな?

ただ、音色が全体的にざらついた感触があるかなぁ。これが全体の印象をぼやけさせてる感じがして、猛烈にはアピールしてこない原因のような気がします。(個人的な好みだけどね)

September 24, 2004


DREAM THEATER : Metropolis Pt.2: Scenes From A Memory (1999)

dt_sfam.jpgKeyを Jordan Rudess に変えて製作された5thアルバムは,初のコンセプト・アルバムであると同時に, 今までの彼らの集大成とも言える大傑作.テクニカル・スリリングであり, 楽曲は美しいメロディに溢れながらも,全体としては "Images And Words" よりも "Awake" に近い暗黒ムードと,個人的には音楽に求めるものがほぼ全て揃ってます. 題名から判るように, "Images And Words" 収録の名曲 "Metropolis Pt.1 -The Miracle and The Sleeper-" の続編となっており,楽曲・コンセプト共に影響が感じ取れます.

全体的な流れを大雑把に書くと, #1 "Regression" の静かな語りから入り, 映画のオープニングさながらにインスト#2 "Overture 1928" で幕開け.そのまま#3 "Strange Deja Vu" ですが, 途中のKeyフレーズが印象的なキャッチ−な曲.暗いトーンの小曲 #4 "Through My Words" から 前半のハイライト #5 "Fatal Tragedy" へ.後半は鳥肌が立つようなインストバトルです. さらに #6 "Beyond This Life" へなだれ込みますが,ライブではこの曲の途中でGソロ.#7 "Through Her Eyes" .は美しいバラードです.圧巻なのはこの後のACT.II. 東洋的なムードの #8 "Home"は10分以上の大作. #9 "The Dance of Eternity" の曲題はPart.1の歌詞にある単語ですが, 恐ろしくテクニカルでスリリングなインストです. そこから #10 "One Last Time" への流れの美しさは鳥肌モノです. ライブではここで流れが切れてしまったのが今となっても残念. #11 "The Spirit Carries on" はコーラスが印象的なバラードで, 映画のエンディングを見るような大作 #12 "Finally Free" で締めくくり. メインフレーズが実に扇情的で良いです.

各楽曲単位というよりも, アルバム1枚で1曲と感じられるような構成になっており, コンセプトを味付けするSE等が入っていることもあり, 1曲単位での名曲と言える曲は無いかもしれません. #8や#12も単独で聴くには冗長と言えなくも無いです. しかし,フレーズはこの上なく充実しており, 78分近くを全く長く感じさせない作品になっています. また, James LaBrie の歌唱は過去最高ではないでしょうか. 伸びやかであると同時に, 感情表現が以前と比べて各段に上手くなっている気がします. Jordan Rudess は派手さでは LIQUID TENSION EXPERIMENT での方が上かな.ライブでのソロタイムは圧巻だったけど.

というわけで,このアルバム,私にとっては完璧と言っても過言ではありません. 強いて言えば,コンセプトかな.今回の題材は“輪廻転生”ですが, それも含めてストーリーがちょっと好みに合わない. この点は PINK FLOYD の "The Wall" に軍配を挙げます.だからといって,このアルバムがそのFLOYDのアルバムや QUEENSRYCHE の "Operation:mindcrime" に勝るとも劣らない(いや,超えた)アルバムであることは間違いなし. まだ聴いてない方,下手な映画見るよりはよっぽど良いです.一家に一枚.

September 16, 2004


DREAM THEATER : Awake (1994)

dt_awake.jpg大ブレイクの前作 "Images And Words" に続く3rdです。この作品を最後に Kevin Moore(kbd) が脱退してしまいますが、彼の後の活動をみると、むしろ Kevin Moore 色が濃い作品と言えなくもありません。 キャッチーなテクニカルメタルだった前作と比較すると、 キャッチーさは少々の減少ではありますが、 テクニカル度は減るわけもなく(笑)、 最大の違いは暗黒面とも言うべき退廃的な "暗さ" が顔を除かせていることでしょうか。 特に "The Mirror" 以降のアルバム後半にそれは顕著であるように思います。

#1"6:00" はRUSH ぽさもあるミドルチューンで、イントロのドラムが印象的。 メロディはそんなに魅力的ではないけれど。 #2"Caught in a Web" はサビが印象的です。特にライヴだと重厚さを感じさせ、 曲題からもこの作品を象徴する閉塞感のようなものが伺えます。 キャッチーな #3 "Innocence Faded" の後は中盤のハイライト、テクニカルインスト #4 "Erotomania"で始まる "A Mind Beside Itself" 組曲です。名曲ですね。 #7"The Mirror"-#8"Lie" も曲間がつながってます。#7 "The Mirror"はリフが印象的なへヴィーチューン。カッコよくて好きな曲です。 (ここのサイト名に使おうかと思ったくらい) #9 "Lifting Shadows off a Dream" は地味ですが、 2002年の来日公演で聴いて良い曲であることを再確認しました。 サビがなんとなく明るく、 この暗黒世界における一筋の光を放っているようなイメージの曲です。 そして大作 #10 "Scarred"。 人によってはちょっと冗長を感じるかもしれません。 でも、 この苦しみの中でのたうちまわっている様を表現したような(汗) メロディが好きなんだよなぁ。そして、 そのメロディをシンプルにピアノで紡いだ #11"Space Dye Vest"。 DREAM THEATER としてはかなり実験的なサウンドですが、 メロディはやはりこのバンドのものです。 絶望的な暗さを湛えたこの曲でアルバムは静かに終わります。

September 14, 2004


DEEP PURPLE : Deepest Purple : The Very Best Of Deep Purple (1980)

dp_best.jpg'80年に出た(らしい)ベスト盤。バンドの解散後になります。 集大成的な内容を予想しますが、第II, III期からのみ。 まぁ、収録時間、曲数の枠を考えれば妥当と言えなくもないですが。 個人的には初めて買ったHRのみならず洋楽のアルバムということもあって 思い入れタップリの1枚です。 今の DEEP PURPLE は大して好きというわけでもないし、 冷静に一曲一曲を聴いてみると、 そんなに良いとも感じない曲も少なくありません。 それはこのBest盤でも同じで、 #6 "Woman From Tokyo" 入れるなら "Mistreated" とか "The Gypsy" とか第II期でも "Bloodsucker" の方が好きだなぁ・・・とかいろいろあります。 それでも、 CDを月に1枚も買えなかった貧乏な当時はそれこそ聴きまくり、 この世界に入るのに大きな役割を果たした1枚でありました。 あ、ちなみにMy Most Favorite Tuneはこの当時から "Burn", "Child in Time" の2曲。ベタベタですが。

なんだか思い出話書いてるだけのようですが、 ベスト盤なのでこんな紹介も悪くないんじゃないかと・・・(汗)

September 12, 2004


CHILDREN OF BODOM : Hatebreeder (1999)

cob_hatebreeder.jpgぐっとスケールアップを感じさせてくれる2ndです. 特にシンセが華やかになった印象があります. その代償としてワイルドさは薄まり,ソフトな感じもありますが, 楽曲は更に洗練され,各パートのパフォーマンスが上がっているので, 相対的品質はアップしてるのではないでしょうか. ソフトになったことを好意的にみれば, もともと聴きやすいデスヴォイスであり, 曲自体ももともとかなりキャッチーなフレーズで構成されているので, 暗黒系入門としてももってこいです. 途中, 6-7曲目 あたりでややテンポダウンするものの, アルバム全体としては Alexi Laiho の紡ぐメランコリックなギターフレーズとともに疾走します. 彼とkeyの Janne Wirman のバトルが聴き所であるには間違いないですが, リズム隊ともう一人のギタリスト, Alexander Kuoppala も相当なもんです. 1stでは日本盤ボーナスだった 8 "Children Of Bodom" がやっぱりベストチューンかな.

July 31, 2004


DIONYSUS : Anima Mundi (2004)

dionysus_am.jpg1st "Sign Of Truth" に続く2作目.実のところ,このバンドのメンバーで知ってたのはLUCA TURILLIのところで唄ってた Olaf Hayer くらいだったんですが,Johnny Ohlin て結構有名だったんですね.恥.

んで,作風は前作から変わらず正統派メロディックメタルです.と,書くとすげー普通のバンドになってしまうんですが,これがまた凄い.ギターの煽情性,唄メロ充実度など,ちょっとなかなかないレベルです.前作も気に入っているんですが,ここまでのものが出てくるとは思わなかった.3曲目のタイトルトラック "Anima Mundi" なんて何度聴いても突然唄いたくなってくるもんな.

久々に再開したReviewでこのアルバム持ってきたのは,今のところ2004年度の
No.1の地位を自分の中で占めてるからです.93点くらいつけるかな.

HEAVY ROTATIONS