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April 25, 2007


The Name of Inquietude[地獄からの叫び]

昨日届いた学会誌にポスドク問題についての寄稿があったんですけどね。

まあ、「民間企業に活路を見出すべし」という趣旨には別段文句はありません。
数的にそうならざるを得ないし。

ただ、この筆者がそれで成功してしまったからなのか、ポスドクから企業へのキャリアパスが
どのくらい整備されているのか、また彼のように企業からオファーを受けていく立場と、
職を探しに行く立場の違いというのが全く考慮されてないように思えました。

能力を発揮できる仕事をさせてもらえないような企業ならやめちまえ、

と書くのは簡単だけれど、PD、特に基礎研究系の人を役立てられるような会社は、
ほぼ新卒固めどりのような印象ですね。
そこにPDが割り込んでいくのは、PD側の意識の問題もあるけど、まだまだ道が整備されていません。
簡単にPD採ってくれるような会社はやっぱり人がすぐ出て行くような会社だし。

研究者であればいろんな研究所を渡り歩くのは奨励されるけど、
日本の企業はそうではないですしね。
3年はいないと転職時にマイナス評価、なんていうけど、30過ぎてから、
能力を発揮できない企業に3年もいるのは、その後のキャリア、とくに
研究職としてはとんでもないリスクと時間の無駄。

B理学会がこういう企画やってくれるのはいいけど、
企業側の意見も聴いてみたいなぁ。

んで、アカピのこんな記事
(正確な内容はこっち。KEKのプレスリリース)

見る人がみれば、アカピの科学部のレベルの低さがよくわかるのですが、
新聞社は年齢制限でPDの入る隙間はないんだよねぇ。

数としては少ないので、他の雇用・失業問題に比べて一般人の関心は低いだろうし、
また重要とはみられないでしょうが(実はPD、特に国立大学出身者は学振経験者を考えると、
女子大生一人とは比べ物にならない税金がかかっているので、もっとクローズアップされて
しかるべきなのですが)、案外日本の労働の問題の一部が集約されてたりすると思うわけです。

NP : The Treasures Arcane / CROWN OF AUTUMN

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