KATE PRICE : Deep Heart's Core (1995)[K-L]
アメリカ産ケルトものです.メタルな世界の住人からみると, もっとも近いのは BLACKMORE'S NIGHT でしょうね.あちらはあくまでもアコギ+素朴なVo.というのに対して, こちらはCitarだのEnglish Hornだのたくさんの種類の楽器を用いており, やはりWorld Musicの土俵で語られる一枚ということを感じさせます. もっともアルバム中の雰囲気は統一されており,さしずめ 「霧の掛かった森林中をさまよい歩く」 といった雰囲気.(ジャケットもそんな感じですね) Kate Price 自身の歌声も優しいソプラノ声というよりは過度には感情を吐露しない 中音域(それでも高いけど)ということもあり, メロメロな叙情詩というよりは,荘厳な叙事詩的な色合いを感じさせます. #2 "Rio Del Corazon", #4 "Place of Spirit", #7 "Temple of the Wind", #9 "Eliz Iza - Jump at the Sun" はインスト.とくに #4 "Place of Spirit" は強烈な叙情性を放っており,気に入っている曲の一つです. 似た雰囲気の楽曲のためか,漠然と聴いてると聞き流してしまいそうですが, 質はどれも高く,この文章書くためにしばらくぶりに聴いてみたら, より気に入りました.最後の静かなエピローグの余韻に浸るのもまた良しです. これが気に入った私は Loreena McKennitt なども聴き始め,散財が進んだのでした.
ふと思ったけど,ギターパートを全部エッジの効いたメタリックなものにして, あとはうまくドラム入れさえすれば良質のゴシックだったりして・・・

