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September 24, 2004


DREAM THEATER : Metropolis Pt.2: Scenes From A Memory (1999)[C-D]

dt_sfam.jpgKeyを Jordan Rudess に変えて製作された5thアルバムは,初のコンセプト・アルバムであると同時に, 今までの彼らの集大成とも言える大傑作.テクニカル・スリリングであり, 楽曲は美しいメロディに溢れながらも,全体としては "Images And Words" よりも "Awake" に近い暗黒ムードと,個人的には音楽に求めるものがほぼ全て揃ってます. 題名から判るように, "Images And Words" 収録の名曲 "Metropolis Pt.1 -The Miracle and The Sleeper-" の続編となっており,楽曲・コンセプト共に影響が感じ取れます.

全体的な流れを大雑把に書くと, #1 "Regression" の静かな語りから入り, 映画のオープニングさながらにインスト#2 "Overture 1928" で幕開け.そのまま#3 "Strange Deja Vu" ですが, 途中のKeyフレーズが印象的なキャッチ−な曲.暗いトーンの小曲 #4 "Through My Words" から 前半のハイライト #5 "Fatal Tragedy" へ.後半は鳥肌が立つようなインストバトルです. さらに #6 "Beyond This Life" へなだれ込みますが,ライブではこの曲の途中でGソロ.#7 "Through Her Eyes" .は美しいバラードです.圧巻なのはこの後のACT.II. 東洋的なムードの #8 "Home"は10分以上の大作. #9 "The Dance of Eternity" の曲題はPart.1の歌詞にある単語ですが, 恐ろしくテクニカルでスリリングなインストです. そこから #10 "One Last Time" への流れの美しさは鳥肌モノです. ライブではここで流れが切れてしまったのが今となっても残念. #11 "The Spirit Carries on" はコーラスが印象的なバラードで, 映画のエンディングを見るような大作 #12 "Finally Free" で締めくくり. メインフレーズが実に扇情的で良いです.

各楽曲単位というよりも, アルバム1枚で1曲と感じられるような構成になっており, コンセプトを味付けするSE等が入っていることもあり, 1曲単位での名曲と言える曲は無いかもしれません. #8や#12も単独で聴くには冗長と言えなくも無いです. しかし,フレーズはこの上なく充実しており, 78分近くを全く長く感じさせない作品になっています. また, James LaBrie の歌唱は過去最高ではないでしょうか. 伸びやかであると同時に, 感情表現が以前と比べて各段に上手くなっている気がします. Jordan Rudess は派手さでは LIQUID TENSION EXPERIMENT での方が上かな.ライブでのソロタイムは圧巻だったけど.

というわけで,このアルバム,私にとっては完璧と言っても過言ではありません. 強いて言えば,コンセプトかな.今回の題材は“輪廻転生”ですが, それも含めてストーリーがちょっと好みに合わない. この点は PINK FLOYD の "The Wall" に軍配を挙げます.だからといって,このアルバムがそのFLOYDのアルバムや QUEENSRYCHE の "Operation:mindcrime" に勝るとも劣らない(いや,超えた)アルバムであることは間違いなし. まだ聴いてない方,下手な映画見るよりはよっぽど良いです.一家に一枚.

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