DREAM THEATER : Awake (1994)[C-D]
大ブレイクの前作 "Images And Words" に続く3rdです。この作品を最後に Kevin Moore(kbd) が脱退してしまいますが、彼の後の活動をみると、むしろ Kevin Moore 色が濃い作品と言えなくもありません。 キャッチーなテクニカルメタルだった前作と比較すると、 キャッチーさは少々の減少ではありますが、 テクニカル度は減るわけもなく(笑)、 最大の違いは暗黒面とも言うべき退廃的な "暗さ" が顔を除かせていることでしょうか。 特に "The Mirror" 以降のアルバム後半にそれは顕著であるように思います。
#1"6:00" はRUSH ぽさもあるミドルチューンで、イントロのドラムが印象的。 メロディはそんなに魅力的ではないけれど。 #2"Caught in a Web" はサビが印象的です。特にライヴだと重厚さを感じさせ、 曲題からもこの作品を象徴する閉塞感のようなものが伺えます。 キャッチーな #3 "Innocence Faded" の後は中盤のハイライト、テクニカルインスト #4 "Erotomania"で始まる "A Mind Beside Itself" 組曲です。名曲ですね。 #7"The Mirror"-#8"Lie" も曲間がつながってます。#7 "The Mirror"はリフが印象的なへヴィーチューン。カッコよくて好きな曲です。 (ここのサイト名に使おうかと思ったくらい) #9 "Lifting Shadows off a Dream" は地味ですが、 2002年の来日公演で聴いて良い曲であることを再確認しました。 サビがなんとなく明るく、 この暗黒世界における一筋の光を放っているようなイメージの曲です。 そして大作 #10 "Scarred"。 人によってはちょっと冗長を感じるかもしれません。 でも、 この苦しみの中でのたうちまわっている様を表現したような(汗) メロディが好きなんだよなぁ。そして、 そのメロディをシンプルにピアノで紡いだ #11"Space Dye Vest"。 DREAM THEATER としてはかなり実験的なサウンドですが、 メロディはやはりこのバンドのものです。 絶望的な暗さを湛えたこの曲でアルバムは静かに終わります。

